@ テレワークは、「tele(離れた所)」「work(働く)」をあわせた造語です。情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことを指しています。テレワークは働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、施設利用型テレワーク(会社から離れた施設で勤務)、モバイルワークの3つ分けられます。
A なかでも注目されているのが「モバイルワーク」です。これは会社を離れて、時間や場所に縛られず、ICT(情報通信技術)を活用して柔軟に働くという形態です。具体的には移動中に携帯電話やメールを使って商談を進めたり、取引先から会社と連絡を取り合ったり、テレビ電話で会議に参加したりするなど、特定の場所で仕事をしません。いつでもどこでも働ける仕事のスタイルです。
B 2020年2月、政府からも新型コロナウイルスの感染拡大防止の有効な手段として『テレワーク』の推進が打ち出されました。直後にアンケート調査をした結果があります。それによると、テレワークを利用しているという回答は12%に留まっています。「どこでテレワークを行っていますか?(複数回答)」という問いに対しては、「自宅」が88%、「移動中、カフェなど」が19%となっています。また、テレワーク勤務の方が業務効率が上がるとの回答は47%、変わらないが32%でした。新型コロナウイルス感染症対策で注目されている「テレワーク」ですが、広く導入されるには、まだ時間がかかりそうです。